≪令和3年分「年末調整」について≫
Q. 年末調整とは?
A. お給料を貰っている人などが、毎月、所得税としてお給料から差し引かれた金額と、
その年の確定する給与の総額について納めなければならない税額を比べて、過不足を精算する手続きです。
Q. 年末調整の対象となる人は?
A. 原則として働いている会社などに「扶養控除等(異動)申告書」を提出している全員に行います。
例外的にならない人もいるので注意が必要です。
【対象となる人の主な例】
・1年を通じて勤務している人
・年の途中で就職し、年末まで勤務している人
【対象外となる人の主な例】
・給与収入金額が2000万円を超える人
・2か所以上から給与の支払いを受けている人で、他で扶養控除等申告書を提出する人
Q.年末調整はいつ行うの?
A.本年最後に給与を支払うときに行います。
通常は12月です。(例外もあり)
12月に行わない主な例
・年の中途で死亡により退職した人→退職の時に行う
・年の中途で海外の支店へ転勤などで、非居住者となった人→非居住者となったときに行う
Q.年末調整を受けるためには?
A.給与所得者は、勤務先に『各種申告書』を提出する必要があります。
本人が、正確に記入する必要があります。
※各種申告書:
①給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
②給与所得者の基礎控除申告書・配偶者控除等申告書・所得金額調整控除申告書
③給与所得者の保険料控除申告書
保険料を支払ったことの証明書類など、添付書類が必要な場合もあります。
Q.昨年と比べて変わった主な点は?
A. 押印が不要になりました。
A. 控除証明書等に、書面でなく保険会社等から交付を受けた控除証明書等のデータを添付することができます。
年末調整を電子化するための事前申請が廃止されました。
※年末調整の事務作業は煩雑です。
年末調整の事務作業を簡素化できる電子化を検討しましょう。
◆年末調整は大事な手続きです。
正しく行いましょう。◆
参考:国税庁ホームページ